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関本班

多成分BVOCのリアルタイム計測

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研究代表者

関本 奏子(横浜市大・准教授)

Kanako Sekimoto

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研究分担者

メンバー

斉藤 拓也(国立環境研究所・主幹研究員)

植物から放出されるBVOCの種類と量、および放出後のそれらの反応挙動は、日射や気温など環境によって大きく左右されます。そのため、日射が遮られることが多い森林の内部と日射を直に受ける外部では、樹木から放出されるBVOCの場所や時間は違い、刻々と変化していると考えられます。ですが、これまでにそのような解析例はありませんでした。

 

そこで私たちは、森林生態系の優占樹種を対象にして、樹木の鉛直方向の位置に依存したBVOC放出特性と変動要因を調査し、植物間または気候への影響を明らかにする研究を行います。これまでに私たちが開発してきた多成分を同時、かつリアルタイムで質量の分析が可能な計測系を用いて、環境条件を操作できる培養器で樹木を生育して、そこから放出されるBVOCの速度を計測します。また、自然林に植生する樹木を対象に、鉛直方向の各位置から放出されるBVOCの濃度・速度を長期間に渡って測定します。これらのBVOCの計測データを気候モデルへの入力として提供することで、樹木のどの部分からどのような条件で放出されるBVOCが気候に影響を与えるのかを解明することを目指します。

班の概要

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